高血圧
高血圧とは
- 家庭血圧 125/75mmHg以上
- 診察室血圧 130/80以上
これらを上回ることが多い場合、高血圧の診断となります。
「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれています。症状がないからといって放置していると、心臓や血管に負担がかかり続け、脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
高血圧の原因について
高血圧の原因は、大きく分けて「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の2種類があります。
本態性高血圧
本態性高血圧は、遺伝的な要因によるもので、高血圧の90%がこれに該当します。
- 加齢
- 肥満
- 飲酒
- 喫煙
- 運動不足
- 塩分過剰摂取
二次性高血圧
二次性高血圧は、特定の病気が原因で起こる高血圧です。原因となる病気を治療することで、血圧が正常値に戻る可能性があります。
- 腎臓の病気:腎臓は、体内の水分や塩分のバランスを調整する役割を担っています。腎臓の血管が狭くなると高血圧を引き起こします。
- 内分泌系の病気:副腎や甲状腺などの内分泌系の病気は、血圧を上げるホルモンを過剰に分泌することがあり、高血圧の原因となります。
- 睡眠時無呼吸症候群:睡眠中に呼吸が止まることで、血圧が上昇することがあります。
高血圧の治療法について
高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が中心となります。目標とする血圧は、年齢や合併症の有無によって異なりますが、一般的には家庭血圧125/75mmHg、診察室血圧130/80mmHg未満を目指します。
生活習慣の改善
生活習慣の改善は、高血圧治療の基本です。以下の点に注意して、生活習慣を見直しましょう。
- 減塩
- バランスの取れた食事。
- 適度な運動
- 禁煙
- 禁酒
- ストレスの軽減
- 十分な睡眠
薬物療法
生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合は、薬物療法が必要となります。高血圧の治療薬には、以下のような種類があります。
- 利尿薬
- カルシウム拮抗薬
- ACE阻害薬/ARB
- β遮断薬
これらの薬は、患者さんの状態に合わせて、医師が適切に選択します。薬物療法を開始した後も、定期的な診察を受け、血圧のコントロール状態を確認することが大切です。
高血圧についてのよくある質問
高血圧について、患者さんからよくいただく質問をまとめました。
Q1. 血圧が高いと言われたのですが、自覚症状がありません。治療は必要ですか?
A1. 高血圧は自覚症状がないことが多い重大な病気を引き起こすリスクが高まるため、適切な治療を受けることが大切です。
Q2. 薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければならないのでしょうか?
A2. 生活習慣の改善を継続し、血圧が安定すれば、医師の判断で薬を減量したり、中止したりすることも可能です。
Q3. 家庭用血圧計で測定する際の注意点はありますか?
A3. 家庭用血圧計で測定する際は、以下の点に注意しましょう。
- 測定する時間帯を一定にする(朝起きてすぐ、夜寝る前など)
- 測定前に5分程度の安静にする
- 椅子に座って、リラックスした状態で測定する
- 腕帯(カフ)を適切な位置に巻く
- 測定中は、腕を動かさない、話をしない
院長より
高血圧は、放置すると重大な病気を引き起こす可能性のある、非常に身近な病気です。しかし、早期に発見し、適切な治療を行えば、健康な生活を送ることができます。
